鍼灸で冷えを改善する理由とは？体の内側から温める東洋医学のアプローチ
冬場はもちろん、夏でも「手足が冷たい」「お腹が冷えて痛くなる」「眠りが浅い」など、冷えに悩む方は多くいます。冷えは放置すると、肩こり・腰痛・頭痛・むくみ・生理痛など、さまざまな不調の原因になることもあります。今回は、鍼灸が冷えに効果的とされる理由や、自宅でできる対策を紹介します。
まず、冷えが起こる大きな要因は「血流の低下」です。体が冷たくなるのは、必要な場所にしっかり血液が流れず、温かさが届かない状態。特にストレス・自律神経の乱れ・筋肉量の低下・女性ホルモンの変動などが影響することもあります。鍼灸は、この“血流”と“自律神経”に着目した施術で、体の内側から温めることができます。
鍼灸施術では、ツボ刺激を通じて筋肉の緊張をゆるめ、滞っていた血流を促進します。血の巡りが良くなることで、手足の冷えだけでなく「身体がぽかぽかする」「寝つきが良くなった」と感じる方も多くいます。また、鍼灸には自律神経の働きを整える作用があり、交感神経が優位になって冷えやすい人にとって大きなサポートになります。体質改善を目指す方に向いている施術と言えるでしょう。