冬は気温が低く、筋肉や関節が冷えやすい季節です。そのため、スポーツ中の捻挫・肉離れ・関節の痛みが特に増える時期でもあります。実際、接骨院でも「走った瞬間にふくらはぎがつった」「着地で足首をひねった」という相談が冬場に多く寄せられます。なぜ冬はケガが増えるのでしょうか?
一番の原因は “筋肉の柔軟性低下” です。寒さで筋肉が縮こまった状態では、動き出しで負担が増え、ちょっとしたダッシュやジャンプでも肉離れを起こす可能性が高まります。また、地面が硬くなり足首周辺への衝撃が強くなるため、捻挫も発生しやすくなります。さらに冬は水分補給が不足しがちで、筋肉の働きが鈍りやすいことも要因のひとつです。
そこで今回は、冬のスポーツを安全に楽しむための ケガ予防のポイント をご紹介します。
① 運動前のウォームアップは「いつもの2倍」
冬は身体が温まりにくいため、軽いジョギングや動的ストレッチをいつもより長めに行いましょう。特に、太もも・ふくらはぎ・股関節まわりを意識的に温めることで、肉離れのリスクが大きく下がります。
② 足首まわりの可動域を広げるストレッチ
足首が硬いまま運動を始めると、着地時の衝撃が逃げず捻挫につながりやすくなります。つま先立ち・足首回し・アキレス腱伸ばしをゆっくり行い、関節の動きを確保しておきましょう。
③ 寒さ対策をしっかり行う
レッグウォーマーやサポーター、温感インナーなどを活用し、筋肉を冷やさない工夫が大切です。特にふくらはぎやもも裏は冷えやすい部位なので重点的に保温を。
④ 水分補給を忘れない
冬でも筋肉は水分を必要とします。脱水状態ではケガやつりのリスクが上がるため、こまめな水分補給を心がけましょう。
⑤ 運動後のクールダウンも習慣に
運動後の静的ストレッチは、筋肉の柔軟性維持に効果的です。ふくらはぎ・太もも・股関節を中心に、20〜30秒かけて丁寧に伸ばしましょう。
冬はケガが増えやすい時期ですが、正しい準備とケアを行うことで大きく予防できます。もし痛みや違和感を感じた場合は、我慢せず早めにご相談ください。当院では、捻挫・肉離れの早期回復や再発予防のための専門施術を行っております。安全に冬のスポーツを楽しめるよう、ぜひサポートさせていただきます。