冬の朝、「顔を洗おうと前かがみになった瞬間に腰に激痛が走った」「起き上がろうとして動けなくなった」――このようなぎっくり腰の相談が、寒い時期になると急増します。実は、寒い朝はぎっくり腰が最も起こりやすいタイミングなのです。
なぜ寒い朝にぎっくり腰が多いのか
気温が低いと、身体は熱を逃がさないよう血管が収縮し、筋肉が硬くなります。特に腰回りの筋肉や関節は冷えの影響を受けやすく、柔軟性が低下した状態になります。その状態で、起床直後に急に身体を動かすと、筋肉や靭帯に強い負荷がかかり、ぎっくり腰を引き起こしてしまうのです。また、寝ている間は血流も低下しているため、朝は特に注意が必要です。
今日からできる予防法① 起き上がる前に身体を目覚めさせる
朝起きてすぐ立ち上がるのはNGです。布団の中で、膝を軽く立てて左右にゆっくり倒したり、足首を動かしたりして、腰回りの筋肉を徐々に動かすことが大切です。たった1〜2分でも、筋肉が温まり動きやすくなります。
予防法② 朝一番の動作は「ゆっくり」を意識
洗顔や靴下を履く動作など、前かがみになる動きは特に危険です。勢いよく曲げず、膝を軽く曲げて腰への負担を減らすことを意識しましょう。「急がない」が最大の予防策です。
予防法③ 腰を冷やさない工夫
起床後すぐに腹巻きやカイロを使い、腰を温めるのも効果的です。寝る前に入浴でしっかり身体を温めておくことで、翌朝の筋肉の硬さを軽減できます。
違和感を感じたら早めのケアを
「少し痛いけど動けるから大丈夫」と放置すると、症状が悪化し長引くこともあります。違和感を覚えた段階で、早めに専門家に相談することが、回復を早める近道です。
寒い朝こそ、腰に優しい行動を心がけ、ぎっくり腰を防ぎましょう。