鍼灸

冬に血流が悪くなる理由と鍼灸の効果

冬になると「手足が冷たい」「肩こりや腰痛がひどくなる」「体が重だるい」と感じる方が増えてきます。これらの不調の多くは、冬特有の“血流の悪化”が大きく関係しています。今回は、なぜ冬に血流が悪くなりやすいのか、そして鍼灸がどのように体を整えるのかを解説します。

まず、冬に血流が悪くなる最大の理由は「寒さ」です。気温が下がると体は熱を逃がさないように血管を収縮させます。その結果、手足や筋肉の末端まで血液が行き届きにくくなり、冷えやコリを感じやすくなります。特に首・肩・腰まわりは筋肉が緊張しやすく、血流が滞りやすい部位です。

次に影響するのが「運動量の低下」です。寒さのため外出や運動の機会が減ると、筋肉の動きが少なくなり、血液を押し流すポンプ作用が弱まります。その結果、老廃物が溜まりやすくなり、疲労感や重だるさにつながります。また、年末年始の生活リズムの乱れや睡眠不足も、自律神経を乱し血流を悪化させる原因となります。

こうした冬の不調に効果的なのが「鍼灸」です。鍼灸はツボを刺激することで筋肉の緊張を緩め、血管を拡張させ、全身の血流を促進します。特に鍼による刺激は体の深部にまで届き、表面的なマッサージでは届きにくい筋肉や神経にもアプローチできるのが特徴です。

さらに、お灸の温熱刺激は冷えた体を内側からじんわり温め、血の巡りを改善します。鍼灸には自律神経のバランスを整える作用もあり、交感神経が過剰に働いて血管が収縮し続ける状態を緩和してくれます。そのため、「施術後は体がポカポカする」「夜ぐっすり眠れるようになった」と感じる方も多くいます。

冬の血流低下を放置すると、慢性的な肩こりや腰痛、冷え性だけでなく、免疫力の低下にもつながる可能性があります。日常生活では、入浴で体を温める、軽いストレッチを行う、首・足首を冷やさないといった対策も大切です。

当院では、一人ひとりの体の状態を見極め、鍼灸施術と生活習慣のアドバイスを組み合わせたケアを行っています。冬の不調を感じている方は、ぜひ早めにご相談ください。血流を整え、寒い季節でも快適に過ごせる体づくりをサポートいたします。

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